■ ID
| 1021 |
■ 種類
| 学会発表 |
■ タイトル
| An estimation technique of Rayleigh wave phase velocities using arrays with arbitrary geometry
|
■ 著者
|
Hidetaka Shiraishi
埼玉県環境科学国際センター
Hiroshi Asanuma
東北大学・大学院環境科学研究科
|
■ 出版元
| |
■ 出版年
| 2008 |
■ 誌名・巻・号・年
| Eos Trans. AGU, 89(53), Fall Meet. Suppl., Abstract, S53A-1869 |
■ 抄録・要旨
| 大規模地震時の被害推定に必要な大深度地下構造や、地下水汚染の対策に必要な浅層地下構造を推定するための手法として、近年、微動探査法が注目されている。微動探査法における位相速度の推定には、従来からSPAC法とF-K法が用いられているが、これらの方法は観測の妨げとなる問題(配置の制約、観測点数が多い等)を有している。そこで筆者らはその問題を克服するために、任意形状のアレーを用い、かつ観測点数の少ない新しい位相速度の推定法(直接同定法)を導いた。この方法はレーリー波の2点観測で得られる複素コヒーレンス関数(CCF)を基本量として任意形状アレーの出力を理論的に表現し、CCFの理論値と観測値の二乗残差を最小とする位相速度を探索によって求めるものである。本研究は、この新しい位相速度推定法の基本原理の概要をを示すとともに、本手法の有効性と基本的な性質を確認するために実施した数値実験等の結果を示した。
|
■ キーワード
| 微動探査法、位相速度、任意形状アレ−、複素コヒーレンス関数 |
■ リンク先URL
| |